「福島の小児甲状腺がん発症に関する1考察」

復興、風評被害払拭、福島原発汚染水問題などがクローズアップされている中で、初期被曝による甲状腺問題についてどのようにお考えですか?

ここに小児科医がデータや内外論文を元に小児甲状腺ガンを巡る複数論点・疑問点を集約整理した一考察を公開いたします。

 

《追加内容》
1 放射性ヨウ素の被ばく量はチェルノブイリに比べて圧倒的に低くいわけではないことをCardis論文をもとに再考察しました。
2 次の2つのNHK番組でヨウ素被ばく量推定値に差異がありますが、そのことについて新事実が発掘されましたので考察し直しました。
(2012年03月11日放送NHK・ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図5 ~埋もれた初期被ばくを追え~」および2013年1月12日放送NHKスペシャル <シリーズ東日本大震災>「空白の初期被ばく ~消えたヨウ素131を追う~」)

《その他》
図説を追加しました
注釈及び参考文献をクリックでリンク先が開くようにしました

ダウンロードフリー

1考察-3訂版表紙

クリックで全文表示 (pdf / 17p)

【3訂版(一部補充または追記)2015年6月5日】

 
吉田 均 先生 ご紹介

よしだ小児科クリニック院長

原発の危険から子どもを守る北陸医師の会 事務局長

福島第一原子力発電所事故後、放射性物質初期被曝による子ども達の甲状腺検査やデータ分析、保養支援、各地での講演会等の活動をしている。

岩波書店 調査報告 チェルノブイリ被害の全貌  翻訳チーム専門家アドバイザーhttp://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN978-4-00-023878-6

IPPNW ドイツ支部 「チェルノブイリの健康被害-原子炉大事故から25年の記録」 翻訳
http://www.ratical.org/radiation/Chernobyl/HEofC25yrsAC.html
http://isinokai.churaumi.me/2012/05/04/reader/

ウクライナ保健省・ウクライナ科学アカデミー
「チェルノブイリ原子力発電所事故により被災した小児および未成年の健康状態の 医療モニタリングの実施 」 問診票監修
http://www.ourplanet-tv.org/files/momitoringguide.pdf

小児循環器が専門で米国心臓協会 循環器系雑誌 “Circulation” などに論文掲載。

参考動画
吉田 均 医師 勉強会 「小児科医からのメッセージ」
1 https://youtu.be/mOhVS9ccYho
2 https://youtu.be/M5PLIAhLSac
3 https://youtu.be/oL75JJqfZTY
4 https://youtu.be/-zGzOb9_DQE
5 https://youtu.be/JTSIuaGHP-g

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9件のコメント
  1. 匿名 の発言:

    内容についてですが、率直に思ったのは、小児がんの多発の原因は放射性物質によるものではなく、スクリーニングを行った結果である、という事は、医学に素人の私でも、矛盾を感じざるおえません。
    ならば全国の子供達を同様に検査したならば、同じ結果が出るのか?
    そもそも、小児がんは、放置すれば死につながるもの、気づかなかったから、という結果はありえないと感じました。
    さらにこれだけの高濃度放射性物質を体内に取り込んだのは、世界的に見ても、ウクライナ・ベラルーシ・そして福島の子供達だけです。
    それなのに、放射性物質の影響を否定するというのは、つまりは、前例がチェルノブイリしかないのをいいことに、福島県の子供達が実験台にされている、とも思えます。
    3・11直後の1Fでの2回の水素爆発による高濃度放射性物質の放出、それを被曝した子供達、現実的に出ている甲状腺の異常等、本来ならば、国は放射性物質の影響を前提に徹底的に調査及び処置をしなければいけないのが「安全基準」の常識だと思います。
    民間企業ならば、マックをはじめコカコーラ等でもあった異物混入等最悪の事態を想定してすぐに全品回収等、これが世間の当たり前ですが、このケースでは、まるっきり逆な事しかしていません。
    国は、最も楽観的な事態を想定した行動しか行っておりません。
    これは福島県の子供達はつまり、国の悪意の犠牲として放射性物質による健康被害を受けている、極端に言えば、国に見殺しにされている様に私には思えます。
    まるで、太平洋戦争時代のような話ですよね。
    これからの吉田先生のご活躍は、本当に福島県の子供達の未来を救うとても大切なお仕事かと思います。私も心から応援させていただきます。
    追伸・もっとじっくり資料を熟読したうえでの返答をさせていただきたかったのですが、流し読みしかできなかったので、浅い内容の返答で申し訳ございません。

  2. 大輪プロジェクト の発言:

    【たくさんのご意見ご感想をありがとうございます】
    この考察著者の吉田均先生より、みなさまへのお礼と内容の「補足」の意味で預かりましたコメントを紹介させて頂きます。

    筆者の吉田均です。
    大変貴重なご意見を皆さまからいただき、誠にありがとうございます。

    「福島の小児甲状腺がん発症に関する1考察」を公開するに当たり、もともと自分の意見を押し付けようなどとは全く考えておりませんので、よろしくお願いします。

    福島の小児甲状腺がん発症の執筆については「1考察」ということでご勘弁いただき、甲状腺がんの発生機序については科学的な討論ができればよいなと以前から思っていました。
    今回のささやかな考察がそのひとつのきっかけになれば幸いです。

    さて、地域の汚染濃度に従って発症率に「差」が出る点について私の考えを補足させてください。

    そもそもこのような「差」を見るには、個々人の被ばく線量とがん発生率を比べて放射性ヨウ素の影響を推定すべきですよね。
    ところが、諸事情でそれがかなわず、地域の汚染濃度(これもかなり正確さに欠けますが)で代用せざるを得ないということです。

    この方法では、統計上の誤差がどうしても大きくならざるを得ないように思います。
    その理由は、同じ汚染度の地域に住んでいたとしても、被ばく量は皆同じというわけではないからです。

    地域の線量はあくまで平均値であって、実はミニホットスポットが点在するまだら状態ではないかと想像します。
    しかも、個々人の行動様式、すなわち戸外にいた時間や行動範囲、スポーツへの参加(運動時には吸気量が増大する)、そして摂取した水や食物、母乳、牛乳の違いによって被ばく線量にかなりの違いが生じてくるのではないかと思われます。
    こういった状況下で、線量の高い地域と低い地域のがん発生率を比較したとしても、よほど線量に差がない限り、クリアカットなデータを得ることはなかなか難しいような気がします。

    つまり、地域間に線量の差があったとしても、それが即がんの発生率の差として表れてこないかもしれないのです。
    しかも、原文にも記載しましたが、UNSCEARの報告では中通り地区も会津地方も同じ線量区分に入っていますので被ばくの地域間格差はそれほど大きくないのかもしれません。

    また、原発30キロ圏内の高度汚染地域の子どもたちにつきましては、もし避難せずにその地に留まっておれば、かなりの量を被ばくしたと想像されます。
    その場合、がんの発生率に差が出るかもしれませんね。
    しかし、幸いにも一部の人々を除いて、高濃度の初期プルームが飛来する前になんとか避難できたようです。
    この子たちの被ばくが思ったより少なければ、がんの地域差は表われにくくなるような気がします。

  3. Miria Yamada の発言:

    追記 千葉県松戸市でも、子どもの甲状腺の異常がたくさん見つかっているようです。関東も含めた広範囲ということになる場合、福島の中での地域差が出なくても不思議ではないようにも思います。この考察の内容からはそれますが、、、。

  4. Miria Yamada の発言:

    スクリーニング効果の論理の矛盾などを、よく説明してくださっていると思います。ヨウ素は今も頻繁に放出されていますね。これ以上の被曝がないことを祈るばかりです。

  5. 佐々木政広 の発言:

    他県では今のところあまり甲状腺がんは聞かれません。やはり濃度が濃いせいでしょうか、、、。今も原子炉から放出し続けていますから。

  6. 貞永浩 の発言:

    半減期が8日のヨウ素は今ではもう無害になっているので移住も保養も甲状腺がんには何の予防にもならないのですから、今出来ることはこのまま県民健康調査を継続してもらって因果関係を明らかにすることですね。

    それから「がん発生に線量に比例した地域差がない 」点の説明が無理やりなに感じます。
    初めて甲状腺ガンが見つかった頃おしどりマコさんを筆頭に線量と発症率の関係が分かるように市町村を公表しろってみんな言ってたはずなのに公表されて関係が見つからないとなると今度は福島県全てが高汚染されているからだ、ってのはいくらなんでも無理やりだと思います。
    仮に会津が高濃度で汚染されていたとしたら原発周辺はもっと超高濃度に汚染されているわけで、すくなくとも発症率に「差」は出るはずです。セシウムは距離や地形で汚染に差が有るのに、ヨウ素は均一に汚染されたって考えるのはめちゃくちゃに感じます。

  7. 案の定、雑魚のヨタコメントも付いていますが……そもそも小児甲状腺癌は核災害以外ではまずほぼ発生しないような癌ですから、これさえ否定できればこの世に原子力災害は存在しないということにできるんでしょうね。
    一時的にはそうやってごまかせても、嘘は必ずばれるものです。
    Twitter等でも紹介しました。Facebookでもこれを基にした記事をいくつも見ております。貴重な資料、ありがとうございましたm(_ _)m

  8. 匿名 の発言:

    著者は大ウソつきです。こんなことは絶対にありえません。

  9. 匿名 の発言:

    あらゆる方向から「核事故(事件)の影響とは考えられない考えにくい」こうニュアンスを微妙に変えながら、事故起因要因を否定する理由付けがされて来ました。今後も続くでしょう…。
    この【考察】は、それらひとつ一つに対して、「こう考えることができます」「この可能性も見えます」とアプローチしています。
    現時点での(簡略的)総覧と言える内容に成っている、と私は感じました。
    専門的医学的知識が無くても理解可能。この様なアプローチが専門家にこそ求められる、のだと思います。命と健康を優先するなら!ましてや、公式に議論に上っているのは、多くの子どもたちの将来に関わる問題です。何の罪も無い子どもたちの、、

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